マレーシア

クアラルンプールの治安は危険?旅行時に注意すべきタクシーの乗り方や危険エリアを紹介!

クアラルンプール治安

知らない土地での旅行は不安が付き物・・・

言葉が通じるか、ご飯が口に合うかなど色々悩むところはありますが、最も注目しなくてはならないのは「治安」!

過去何年も日本人が移住したい国No.1として君臨するマレーシア

「ルックイースト政策」を基に年々著しく成長を遂げ、親日国としても知られているマレーシアは、多くの自然豊かな環境とのんびりした国民性で有名です。

しかし旅行・観光に関して言えば、海外で見知らぬ土地なので、避けるべき場所やタクシーは普通に乗車して良いのか治安は気になるところ。

今回はそんなマレーシアの首都クアラルンプールに実際に住んでいる筆者が感じたことや経験したこと基に、皆さんがマレーシアの治安の実態や来た際に気を付ける点をご紹介していきます。

マレーシア全体の治安とは?

マレーシア

結論から言うと、マレーシアの治安は比較的良いと言えるでしょう。

しかし常に平和というわけにはいきません・・・マレーシアで起こる犯罪はひったくり/置き引きなどの軽犯罪が多く、マレーシアを訪れる外国人を狙った犯行もよく起こります。

ひったくりの手口は非常に手慣れたもので、バイク社会のマレーシアではバイクによるひったくりが多発し、バイクに乗った二人組が歩行者に近づき、すれ違いざまに一瞬でひったくるものです。

犯人はバイクに乗っているため、もちろん追いかけて取り返すこともできません。

歩きながらスマホをいじったり、鞄を手で軽く持つ程度だと簡単に取られてしまうため、歩く際は常に周りに気をつけながら歩きましょう。

クアランプールに来たら特に注意すべきエリア

マレーシア

クアラルンプールは東南アジアの中でも屈指を誇る大都市です。

多種多様な人種が一つの場所に集まるクアラルンプール市内では、用心しなくてはいけない場所もちらほら・・・

ここでは、クアラルンプール市内で最も注意すべきエリアをいくつかご紹介していきます。

1.アロー通り

クアラルンプール中心部にある観光客に大人気の屋台街「Jalan Alor(アロー通り)」は、夜になると多くの人で賑やかになり、1人で歩いていても大丈夫に感じますが、混んでいるからこそひったくりやスリには要注意!

また、置き引きも頻繁にあるため、席に着いたらカバンは肩身離さず持っていましょう。

日本のように、空いている席やテーブルに置いておくと一瞬で取られてしまいます。

2.チャイナタウン

日中はそれほど用心深くする必要はありませんが、夜に1人で出歩くのはやめましょう。

チャイナタウンは狭い道に数多くのお店がひしめきあってあっています。

そのため、スリには絶好のスポットとなっており、観光客のみならず現地の人も多くの被害が起こっています。

3.チョウキット

Chow Kit(チョウキット)エリアは、クアラルンプールで最も治安がよくないと言われています。

その理由は、つい最近までこのエリアが麻薬の売人や中毒者でいっぱいだったためです。

徐々に政府がこのエリアの治安を改善しようと対策が練られ、以前に比べると良くなった方ですが、まだまだ油断はできません。

むやみやたらに、この辺を歩くことはせず、常に周りに気をつけながら行動しましょう。

4.ブリック・フィールズ

「Blickfields(ブリックフィールズ)」は、KLセントラル駅の真下にあるリトルインディアの名称です。

このエリアに足を踏み入れると、カラフルな建物と大音量で流れるインド音楽で一気に世界観が代わり本当にインドにいるような気分になります。

ここのエリアは本当にインド人しかいなく、マレー人や中華人を見ることはなかなかないです。

明らかに外国人だとわかると、急に近寄ってきて親しげに話をかけてきます。

その隙に鞄の中身を抜かれたり、細い道へ連れて行かれてしまうこともあるため、どうしてもブリックフィールズに行きたい人やこのインド独特の雰囲気を感じたい人は、昼間に複数人で行くようにしましょう。

クアランプールでタクシーは安全に乗れる?

タクシースタンド

現地の流れのタクシーに乗るのをなるべく避けましょう!

理由は大きく分けて二つ。

① ぼったくられる

マレーシアでは運転手と口論になることもしばしば・・・その理由は、運転手さんが故意にメーターの電源を付けず、勝手にいくらか値段設定をしてしまうからです。

しかもその額が、通常のメーター時にかかる額よりはるかに高額になることも!

ひどい場合は、メーターに細工をして昼間なのに深夜料金のようにメーターが上がるペースを早める運転手もいます。

タクシーに乗った際は、メーターが深夜モードになってないかチェックした方がいいです。

② 目的地とは違う場所に連れて行かれる

マレーシアのタクシーには、GPS機能のようなものはありません。

そのため、どこからどこへ乗せて行ったかなどの記録が残らないのです。

実際にマレーシアでは、タクシー運転手による強盗・窃盗・強姦の被害が後を絶ちません。

やむを得なくタクシーに乗らなくてはならない時は、ちゃんとしたカウンターで事前に行き先を伝えタクシーを配車してくれるタクシースタンドから乗るようにしましょう。

交通手段で悩みたくない・・・!という方にオススメなのが、マレーシアを初め、タイ・シンガポール・インドネシアなど東南アジアを中心に使われている配車サービスアプリ「GrabCar」です。

日本ではUberがありますが、マレーシアからは撤退してしまっていて使うことができないため、マレーシアへ来る際は、まずこのアプリを事前にダウンロードし登録しておきましょう!

クアラルンプールで外を歩くのは危険

ひったくり

エリアにもよりますが、昼間のうちに外を歩くのは基本大丈夫と言えます。

とはいえ、マレーシアは一年を通してずっと蒸し暑い国ですし、スコールのような豪雨も降ることもしょっちゅうです。

そのため、地元民も近場以外は基本外を歩くことはありません。

現状、マレーシアではスリなどの被害も少なくありません。

もし外を歩く機会がある方は、カバンはなるべく肩からかけるものを選び、常に前に持っておきましょう。

そして、道路よりなるべく離れて歩いてください。

バイクや車で横を一瞬通った瞬間に、ひったくられることもあるからです。

これは、外国人や観光客をターゲットにしているのではなく、地元民でも被害に遭うほどです。

外を歩く際は、アクセサリーをたくさん付けたり、高いブランド物など目立つものを身につけるを控えましょう。

両替所・銀行・ATMの利用には注意しよう

海外旅行中に両替所はATMに行く機会もあるでしょう。

その際は常に後ろに注意しましょう!

パスワードを盗み見ることを狙っているのではなく、お金を手に入れた観光客の油断した隙を狙って跡をつけ、ひったくるパターンがよくあります。

お金を受け取ったらすぐにカバンにしまい、周りを気をつけながらなるべく早くその場から立ち去りましょう。

クアラルンプールの治安まとめ

結論からいうと、マレーシアは比較的安全なことがわかりましたね。

不安要素も確かに絶対ないとは言い切れませんが、それはマレーシアに限ったことではありません。

どこへ行くにも、自分の身は自分で守ることが大切です!