カーネーションは、母の日のプレゼントとして切り花を使った花束のイメージが強いですね。
花瓶に入れておくと、いつの間にか枯れてしまった経験もあるのでは?
せっかくいただいたカーネーションの切り花。
長持ちさせられたら良いのにと思ったことはありますよね。
今回は、カーネーションの切り花を長持ちさせる方法と日持ちさせるコツを紹介します!
カーネーション切り花の選び方とコツ
まずは、新鮮で良質なカーネーションの選び方について紹介します。
見て頂きたいポイントは2点あります。
- ガクの先端まで緑色で、ピンと張りがあるもの。
- つぼみのガクの先端が開き、花びらがのぞいているもの。
では詳しく説明していきます。
ガクの色が緑で張りがあるものを選ぶ
まず、ガクの色、張りについてです。
カーネーションの鮮度の判断は花びらだけでは判断しづらいところ。
そこで見てほしいのが花の下にある緑色のガクです。
ガクが茶色くなっていたり、割れたりしている場合は、花の鮮度がよくない証拠です。
ガクの先が張りがあってぴんとしているもの。
つぼみの先端が開き花びらがのぞいているものを選ぶ
次に、つぼみの状態です。
実は、カーネーションのつぼみは開くものと開かないものがあります。
つぼみの状態でガクの先端が開き、花びらがのぞいているものは、咲く可能性が大きいです。
しかし、ガクで先端までしっかりと包まれているつぼみは、まず咲かないでしょう。
それどころか、この開かないつぼみがあることで開かないつぼみが無駄に花のエネルギーを使ってします。
ブーケを作るときなどにあえてデザインとしてつぼみが必要な場合などでなければ、必要のないつぼみは、カットしたほうが花が長もちします。
ついつい、つぼみがあるとこれから咲くため長い時間楽しめるだろうとつぼみの多いカーネーションを選びがちですが、つぼみの状態を確認してから選びましょう。
カーネーションの切り花を長持ちさせる方法
購入したカーネーションは、飾るまえに必要な処理や注意点があります。
不要な葉とつぼみはとりましょう
先ほどにも出てきましたが、たくさんの葉やつぼみがついている場合必用のない葉やつぼみは手で優しく取ってしまいましょう。
カーネーションに限ったことではありませんが、切り花は吸い上げられる水の量が限られています。
よって、不要な葉を取ることや咲きそうにないつぼみを切ることでメインの花に十分な水や栄養が行き渡るようになりますよ。
枯れた部分や咲き終わった花からは老化ホルモンが出るため、長持ちさせるためにも枯れた部分はすぐにとってくださいね。
茎を折らないように注意しましょう
次に、カーネーションの茎には節があります。
ここは細胞が裂けやすく、ちょっとした刺激で折れやすいです。
とくに涼しい時期には折れやすいようです。
持ち帰るときや、花の手入れをするとき、茎を触るときはくれぐれも慎重に行ってくださいね。
傷みにくい場所に飾りましょう
植物といえば日光が必要と考え窓側に飾ったりしていませんか?
カーネーションに限らず切り花全般に言えますが、直射日光をあてると傷んでしまう原因になります。
それと、エアコンの風が直接当たる場所も同様で痛む原因なので避けましょう。
直射日光の当たらない風通しがよく涼しい場所に飾ってください。
毎日、花瓶の水を変えましょう
汚れた水にはバイキンが繁殖します。
そのバイキンが繁殖した水をカーネーションが吸うと腐ったり、枯れてしまいます。
水を変えるだけでなく、水を変える時に花瓶を洗ってあげるとなお良いです。
茎は水に浸かっている部分が痛みやすいです。
なので、なるべく茎が水につかないよう最低限の量だけ花瓶に入れます。
花瓶にもよりますが茎が5センチ程度浸かる量を目安にしましょう。
もし、葉っぱが水に浸かってしまった場合はとるようにしてくださいね。
茎の根本を少しずつ切りましょう
毎日、茎の根本を1センチくらいカットしてください。
切口を新鮮に保てるので水の吸い上げが良くなります。
斜めに切ってあげると、断面積を広く取れるのでより水の吸い上げが良くなります。
もし、カーネーションが弱ってきた場合、茎を思い切って短めに切ってみると水の吸い上げが良くなり、元気になることもあります。
必ずしも元気になるわけではないのですが、捨ててしまうより一度チャレンジしてみてください。
カーネーションの切り花を長持ちさせる方法まとめ
カーネーションを長持ちさせるためには
- ガクの先端まで緑色でピンと張りがあり、つぼみのガクの先端が開き、花びらがのぞいているカーネーションを選びましょう。
- 不要な葉やつぼみ、枯れた葉や花はとりましょう。
- 茎を折らないように注意しましょう。
- 直射日光の当たらない風通しのよく涼しい場所に飾りましょう。
- 毎日花瓶の水を変え、花瓶を洗いましょう。
- 毎日茎の根本を切りましょう。
これらの注意点がありました。
普段からお花を飾っている人でないと知らないようなことがたくさんありました。
特に植物といえば日光が必要なイメージが強いので、直射日光が痛む原因になるとは驚きですね。
高温多湿になる夏以外は、約2週間程度楽しむことができますよ。
これらの注意点を守り、より長持ちさせカーネーションを楽しんでください。