5月のイベント

五月人形を飾るのはいつからいつまで?してはいけない飾り方は?

五月人形

端午の節句に、子どもの健やかな成長を祈って飾られる五月人形。

五月人形を飾る日や、片付ける日には決まりはあるのでしょうか。

五月人形は縁起物なので、いつ出していつまで飾っておけば良いのか悩みどころですよね。

飾るのに相応しい日にちや、してはいけない飾り方についてまとめていきます。

5月人形を飾る理由

兜

江戸時代の頃から、外から災いが入ってくるのを防ぐために身を守る防具の鎧や兜などを飾る風習がありました。

やがて、端午の節句に子どもの無病息災を祈るという意味で五月人形が飾れるようになりました。

  • 鎧兜・刀・弓・矢は、体を守るもの
  • 人形は、魔除け・厄除けのためのもの

と言われており、今では五月人形は男の子が無事に育つためのお守りとして大切に飾られています。

端午の節句には五月人形を飾って、子どもが健やかに成長できるようみんなでお祈りしましょう。

五月人形はいつから飾る?してはいけない飾り方は?

兜

子どもの健やかな成長のために願いを込めて飾る五月人形。

せっかくならならわし通りの飾り方をしてあげたいですよね。

縁起物の五月人形を飾るのに適した日はあるのでしょうか。

また、してはいけないタブーとされる飾り方についてまとめていきます。

五月人形を飾る日

五月人形を飾る日に、特に決まりはありません。

お雛様のように大安吉日などを気にする必要もないんですよ。

一般的には端午の節句の2〜3週間前に飾る人が多いようです。

長い期間飾るよりも、毎年しっかり飾ってあげることの方が大切なんですよ。

男の子と女の子のお子さんがいるご家庭では、雛人形をしまう時に五月人形を出すというやり方もあるようです。

タブーとされる五月人形の飾り方

飾る日が特に決められていない五月人形ですが、してはいけない飾り方が一つだけあります。

それは、端午の節句の前日の5月4日に飾ることです。

4日から5日にかけての一晩だけ飾ることは良くないとされています。

お祈りをするのに、飾るのが一晩だけなのは神様に対して誠意が欠けるためです。

遅くても端午の節句の1週間前には飾るようにしましょう。

五月人形はいつしまう?

ダンボール

今年もお世話になった五月人形。

みんなで端午の節句をお祝いして、その年の役目を終えた五月人形はいつしまえば良いのでしょうか。

しまう時の注意点もまとめていきます。

五月人形をしまう日

五月人形をしまうに日も、特に決まりはありません。

5月5日の端午の節句が終わったらすぐに片付けても問題ないんですよ。

雛人形のように、しまう時期が遅いと婚期が遅くなるという言い伝えもありません。

なので、家の守り神・インテリアとして1年中飾っているご家庭も。

ですが、5月中旬頃に片付けているご家庭が多いようです。

五月人形をしまう時の注意点

端午の節句が終わると、じきに梅雨の季節がやってきます。

五月人形は、湿気に弱いです。

湿気が多くなる梅雨を迎える前に片付けることをおすすめします。

五月人形しまう時の注意点
  • ホコリをはらう
  • 手垢を拭き取る
  • 風通しの良いところにしまう
  • 直射日光の当たらないところにしまう

五月人形に付着したホコリは虫食いやシミの原因になります。

また、手垢が付いたところは錆びやすくなります。

ホコリを払い、乾いた布等で綺麗に拭いてからしまいましょう。

湿気や虫食いを防ぐために、防虫剤や防湿剤を入れると安心です。

 

何歳まで飾るべき?

男の子

五月人形を飾ることに年齢の決まりはありません。

五月人形は、子どもの成長を見守っていてくれるお守り・守り神のようなものです。

  • 学校を卒業するまで
  • 成人するまで
  • 結婚するまで

など、なにかの節目までと決めて飾るのも良いですね。

 

まとめ

五月人形を飾るのはいつからいつまでが良いかをまとめてきました。

縁起物を飾る時につい気になってしまうポイントですよね。

五月人形に関して特に決まりはありませんが、飾るのが一晩限りの一夜飾りはタブーとされれいるので注意しましょう。

毎年飾ることが大切なので、今年も我が子の健康を祈って心を込めて飾ってあげましょう。

五月人形を飾る時・しまう時の参考にしていただけたら幸いです。