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初夏の候はいつ使う? 挨拶文の例文と読み方や意味を紹介!

初夏の候いつ使う?

5月に入りゴールデンウィークが明けたころになると、木々も緑に覆われて暑くなり、初夏の陽気を感じさせますよね。

仕事で取引先に挨拶文を送る機会があるけど、この時期の時候の挨拶「初夏の候」でよいのか不安になる方も多いのではないでしょうか。

いつ使うのが適しているかは社会人として知っておくべき知識ですよね。

相手に失礼のないよう適した季語を使って文章をつくりたい!

今回は初夏の候はいつ使うのか、読み方や意味、ビジネスシーンでの例文と併せて紹介します。

「初夏の候」はいつ使う?

いつ使う?

初夏の候(読み:しょかのこう)は夏の初めを意味し、暦のうえで5月から6月初めのころを指します。

もうすこし細かく説明すると、二十四節気の立夏から芒種の前日までの期間をいいます。

  • 2021年の立夏は5月05日
  • 2021年の芒種は6月5日

つまり、2021年5月5日~6月4日までの期間が初夏にあたるので、この期間につかうのが正しい時期となります。

梅雨入り前に使うというイメージでOKです!

時候の挨拶のマナー・注意点

マナー

時候の挨拶を使う時に、気を付けておきたいポイントが2つあります。

相手の居住地の季節に合わせて使う

相手が住んでいる土地に合わせた「時候の挨拶」を使う事で、気遣いが伝わります。

「初夏の候」に適した期間であっても、送り先の気候を考えて、あえて表現を変えてみると良いでしょう。

病気のお見舞いや、お悔やみの場合は使わない

時候の挨拶をとり入れると、普段通りの時間軸で筆をとった印象になり、相手の気遣いが足りていない印象になります。

知らせを聞いて、取り急ぎ筆をとったという自分の気持ちを表すために、このような場合は時候の挨拶は使わないようにしましょう。

「初夏の候」の例文(ビジネスシーン)

例文

文章の流れとしましては、下記となります。

  1. 拝啓
  2. 時候・季節の挨拶
  3. 主文
  4. 結びの言葉
  5. 敬具

時候・季節の挨拶のサンプルを挙げます。

初夏の候(時候・季節の挨拶)サンプル
  1. 初夏の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
  2. 初夏の候、皆様にはいっそうご活躍のこととお慶び申し上げます。
  3. 初夏の候、〇〇様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

時候・季節の挨拶については自分が思うものを使っていただければと思います。

こちらを踏まえた例文(ビジネスシーン向け)です。

フォーマットとして活用してみてください。

以下、参考フォーマットの一例です。

拝啓 初夏の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご厚情を賜り、厚く感謝いたしております。

さて、(主文)

今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

まずは書中にてお知らせいたします。

敬具

令和〇年〇月〇日

株式会社△△
役職 名前

古典的表現ばかりになるとよそよそしい印象となります。

相手との距離感に合わせて自分の感性を交えるなど、少しだけやわらかい表現にすると良いかと思います!

参考までに、やわらかい表現のサンプルを挙げます。

やわらかい表現サンプル
  • 初夏の候、ゴールデンウィークは楽しく過ごされましたか。
  • 初夏の候、すっかり夏めいてまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
  • 初夏の候、五月の空が気持ちよく、ゴルフに最高の季節になりましたね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

時候の挨拶は連絡をする相手に合わせるものです。

連絡する時期の適した季語はしっかり調べた上で送りたいものです。

相手のお住まいの土地、環境に配慮した時候の挨拶になるよう心掛けることが大事ですね。